現代でもムスリムの多く住む地域を旅すると良い人間がまだまだ生きていることを実感させられることがあります。そのようなときに、ムスリムが楽観的であることに興味を持たれた方もおられるのではないかと思います。楽観的なよいムスリムに会うこともまだまだ可能です *1。
この楽観主義を裏付けている秘密のひとつは、イスラームの神、つまりアッラーが大変優しい存在であることにあると思います。まず、クルアーン(コーラン)の全114章のうち悔悟章(9章)を除く113章が「慈悲あまねく慈悲深きアッラーの御名において」*2 という言葉で始まっており、アッラーが慈悲の存在であることが強調されます。
(K.S.)
*1 ↑ ただし、楽観性と責任感がともに存在する必要があるでしょう。
*2 ↑ アラビア語では、 بسم الله الرحمن الرحيم と表記する。