イスラーム法という言葉は、日本でも少しずつ認知されるようになってきました。
広辞苑第六版(DVD-ROM版)では、
イスラムほう【イスラム法】(Sharī`a アラビア)
イスラムの法体系で、コーラン・スンナを基礎とし、法学者の法判断によって体系化を行なったもの。個人の内面的生活から社会や国家のあり方まで、人間生活の全局面を含む。シャリーア。
との簡潔な記述になっています。これを読んで、イスラーム法とは何であるのかを理解できた方は、すでにイスラーム法について何らかの知識を持った方だと思います。
また、少し専門的な本を読むと出てくるフィクフという言葉も同様にイスラーム法と訳されています。
ここでは、イスラーム法とはなにかまた、フィクフとシャリーアの違いについても説明できればと思います。