制作地 | 時代 | 彩画/色彩 |
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イラク、その後イランへ | 9世紀頃 | アラビア書道風文様/単色 |
特徴など
白い地の上に藍色で図柄が描かれた陶磁器全般がブルー・アンド・ホワイトと英語で呼ばれ、中国の染付磁器も含まれる。白地藍彩ともいう。イスラーム陶器の場合は、中国白磁の模倣として始まった。粘土製胎土に不透明の白釉を分厚く施し,その上に藍色で着彩した。12世紀以降は胎土の技術革新によって薄さと白さが改善した*5。 |
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制作地 | 時代 | 彩画/色彩 |
エジプト、アナトリア(トルコ)、イラン、シリア | 14世紀以降 | 中国風文様/単色 |
特徴など
中国の青磁や染付(青花)の強い影響を受け、模倣品が生産された。 |
*5 ↑ 三杉隆敏『「元の染付」海を渡る 世界に拡がる焼物文化』農文協、2004年、4-5頁、桝屋友子「ブルー・アンド・ホワイト」『岩波イスラーム辞典』、桝屋友子『すぐわかるイスラームの美術』東京美術、2009年、118頁、G. Marçais, “Fakhkhār”, EI2, II, p.745.。