イスラーム関連の日本語書籍(和書)を調べたい場合、「日本における中東研究文献データベース 1868~」(http://www.tbias.jp/document_research.cgi)が最も包括的で身近な存在です。
ただ、収録件数が50,900件(2013年9月現在)と膨大であるため、調べたい内容がある程度はっきりしている必要があります。また、著作と訳業を仕分ける検索演算子などもないため、例えばイスラーム関連の邦訳書について調べたいと言ってもかなりの手間が必要となります。一応、検索条件の標題に「訳」という単語を入れて検索すれば、かなりの邦訳が引っかかりますが、書評であったり、書名・論文名の一部であったりする場合も多く、さらには登録された時期などによってデータ形式自体に異同があるため、例えばイブン・ハズムの『鳩の頚飾り -愛と愛する人々に関する論攷』はこの方法では検索できません。また、原著が何語で執筆されたかも分かりません。
そこで、ここでは筆者が読んだことのあるアラビア語からの邦訳書のうちイスラームに特に関係の深い、クルアーン(コーラン)、ハディース、神学(信仰箇条)、イスラーム法学(フィクフ)に加え、歴史関係の著作を選んでリストにしました。
何らかのお役に立てれば幸いです。
(K.S.)
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