日本人のムスリム(イスラム教徒)のほとんどは、外国人と結婚された女性です。
そして、外国人のお父さんと日本人お母さんのもとで日本社会の中で育った子供たちは、どうしても日本語での生活が中心となってしまいます。
つまり、お父さんは日中は仕事で忙しく、週末もいろいろと社交などがあるために子供と触れ合う時間が限られてしまいます。結果として子供がお父さんの話す外国語をあまり理解できなくなる場合も相当程度にあるようです。
これはもちろん、仕方のないことではありますが、少し残念な事態でもあります。というのも、アラビア語はいうまでもなく、ペルシア語、トルコ語、ウルドゥー語、マレー語等々の古くからイスラーム化が進んだ言語には、イスラームにさかのぼると思われる言語表現や諺(ことわざ)などが豊富に見られます。イスラーム社会の力は、その言語文化に依拠する部分も大きいのです。
また、アラビア語を身につければイスラームの書籍がそのまま原典から読めますし、その他の言語も様々な古典が翻訳されています。
日本語はイスラームとの短い接触期間に比べれば、意外なほど豊富に翻訳が存在します。しかし、ペルシア語やトルコ語などでの蓄積はかなり大きなものです。
ここでは、子供向けのインターネット放送を行っているウェブサイトへのリンクをいくつかご紹介します。補助教材としてある程度は有用だと思います。
なお、http://www.muslimvideo.com/live/はSelect Cathegolyからカテゴリーを選び、その後、Select Channelから内容を選択するようになっています。
(K.S.)