まずは文字を覚えることが大切で、これが最初の関門になります。文字が覚えられると、愛着がわいてくるので、勉強が継続できると思います。
自分の名前が書けるようになると、楽しくなってくると思います。
ちなみに、佐藤さん、鈴木さん、高橋さん、田中さん、渡辺さんはそれぞれ次のように書きます。
ساتو sato(sātū)
سوزوكي suzuki(sūzūkī)
تاكاهاشي takahashi(tākāhāshī)
تاناكا tanaka(tānākā)
واتانابي watanabe(wātānābī)
واتانابه watanabe(wātānābh)
上の例で、括弧内がアラビア語の転写です。アラビア文字には「エ」と「オ」の音を表示する文字がありませんので、「ア」、「イ」、「ウ」音のどれかに置き換えて記述する必要があります。
従って、佐藤さんはアラビア語では「オ」を「ウ」で置き換えて、「サートゥー」さん乃至「サトゥ」さんになりますし、渡辺さんは「エ」を「イ」で置き換えて、「ワーターナービー」さん乃至「ワタナビ」さんと表記せざるを得ないわけです。最後に「エ」の音がくる場合には、子音の「H」を入れる方法もあり、この場合には「ワタナベ」さんに比較的近い音が期待できます。
鈴木さん、高橋さん、田中さんの場合は「エ」と「オ」が含まれないので、アラビア語表記の際に自動的に転写できるので、幸運かもしれません。