最重要古典クルアーン注釈書(ヨルダン王立イスラーム思想研究所選)

 ヨルダンの王立アール・アル=バイト・イスラーム思想研究所の運営するaltafsir.comでは最重要古典クルアーン解釈書として、1.アッ=タバリーの注釈書、2.アッ=ザマフシャリーの注釈書、3.アッ=ラーズィーの注釈書、4.アル=クルトゥビーの注釈書、5.アル=バイダーウィーの注釈書、6.イブン・カスィールの注釈書、7.ジャラーライン(アル=マハッリーとアッ=スユーティー)の注釈書、8.アッ=シャウカーニーの注釈書を挙げています。

 ここでは、ムハンマド・フサイン・アッ=ザハビーの『クルアーン解釈と解釈学者達』*1、ムハンマド・アリー・アヤーズイーの『解釈学者達 ―その生涯と方法論』*2、ムハンマド・アッ=ズハイリー『イスラーム学の典拠』*3等を基に、以上の注釈書を簡単に紹介していきます。

(K.S.)

1.アッ=タバリーの注釈書
2.アッ=ザマフシャリーの注釈書
3.アッ=ラーズィーの注釈書
4.アル=クルトゥビーの注釈書
5.アル=バイダーウィーの注釈書
6.イブン・カスィールの注釈書
7.ジャラーライン(アル=マハッリーとアッ=スユーティー)の注釈書
8.アッ=シャウカーニーの注釈書


*1

محمد حسين الذهبي، التفسير والمفسرون، القاهرة، 2000.

なお、同書のタフスィール分類法が小杉泰「イスラームにおける啓典解釈学の分類区分-タフスィール研究序説」『東洋学報』第76巻第1・2号、95-99頁に纏められている。

*2

محمد علي ايازي، المفسرون حياتهم ومنهجهم، طهران، 1414هـ.

各注釈書の著者の名前、宗派、生没年は特に断りのない限り同書に依拠した。

*3

محمد الزحيلي، مرجع العلوم الإسلامية، دمشق، ط2، 2005.